こんにちは。楽しい投資研究所の 庄司 卓矢 (ばへっと) です。 今回は、新作の決算書投資術実践セミナー公開のお知らせをお届けいたします。 ※いますぐ申し込みたい!という方はこちらをクリックして下さい → お申込フォームへジャンプ! しかし、単なる告知ではつまらないですよね。 なので今回のニュースレターでは、そのセミナーにおける第一のコアとなる部分を取り上げて、 ミニ・レクチャーという形でお送りいたします。 唐突ですが、僕にももがきあがいてのたうちまわる、つらく悲しい日々がありました。 それは公認会計士2次試験をパスした直後、当時国内最大手だった某監査法人に就職した日から 始まりました。 暗黒の受験生時代を抜け出して休む間もなく、監査実務の洗礼を受けることになったのです。 右も左も分からぬ状態ではまさにサンドバッグ状態(笑)。 「キミ、すごく要領が悪いんだね」 ・・・最初の仕事で上司から言われたことばがこれですよ。 で、評価は最悪。生きてきてここまで口惜しかったことはそうそうありませんでした。 かといって、負けっぱなし、やられっぱなしでは性に合いません。 このままじゃあいけないと一念発起、仕事を覚えて奴ら・にっくき上司達(笑)を見返してやろうと、 がむしゃらに働き出しました。 ところがその結果は、皮肉にも空回りの連続です。 社内の評価はあいも変わらず超低空飛行。(笑) 今だからこそ「(笑)」とか書けてますが、当時はやり場のない怒りと自分自身への情けなさで、 感情的にグチャグチャな日々が続いていました。 人間、そこまで追いつめられたらいやでも工夫をするものです。 私がやった工夫とは 「準備8割、フィールド(現場)2割」 仕事で現場入りするその前に、クライアント企業を徹底的に深く理解しておこうと、「事前調査」に 可能な限りのエネルギーを注ぐことにしたのです。 激しくもあわただしい雑務の合間をぬって、アサインされた企業の有価証券報告書などの決算書を 熟読しました。 チームの誰よりも深く、事前にその会社のことを理解しておこうと思ったのです。 これが当たりました。 やはり努力は尊い。工夫はしてみるものです。 決算書からは、とんでもなく多くの、そして深く突っ込んだ情報が得られるものでした。 このことに気付いた日を境に、仕事はスムースに回転を始めます。 そしてついに、会計のプロとして、それなりに自信も持てるようになっていきました。 そんなある日のことでした。 IT株バブルに踊らされなかった賢明なる投資家ウォーレン・バフェット氏の存在を新聞記事を通じて 知ることになるのです。 バフェット氏のことばや、彼の口から発せられる投資哲学には、直観的に大きな何かを感じたものです。 彼のことばと行動を、知れば知るほどに、投資には正しい投資哲学(考え方)と健全な感性が必要で あることを学ぶにいたりました。 同時に、投資を実践する上では、私自身が監査実務を通じてつちかってきた決算書分析の技術を、 そのまま応用可能であるということに気付いたのです。 バフェット氏は個人投資家に向けて、こんなアドバイスを与えてくれています。 「会計や簿記の知識を学びなさい」 「決算書を読み解く力を身につけなさい」 その上で、 「自分の頭で考えなさい」 私には幸いにも、専門家としての仕事を通じて、その下地ができつつあったのです。 その後、バフェットを初め、チャーリー・マンガー、ベンジャミン・グレアム、ピーター・リンチ、 ジム・ロジャース、ジョン・テンプルトン、チャールズ・エリス、ジョン・ボーグルなどなど・・・ 多くの著名な投資家の言動をかたはしから調べてまわりました。 彼らが今に伝える投資家としての考え方を、実地に応用しながら、 自分自身が監査実務のなかで身につけた決算書を読み解くスキルを重ね、 いわば実験的に投資を実践してきたのです。 私の個人資産の90%を超える額を文字どおり投下して行ってきた「投資の実験」です。 実験開始から丸5年、その結果は次のとおりとなりました(初公開です)。 実際に投資した順番に、それぞれのデータ(2006年末日(大納会)終値ベース)をお見せしましょう。 次の表にまとめました。ご覧ください。
この5年間で投資してきたのは、以上ですべてです。 (注: インデックスファンドを除きます) 基本は長期投資なのですが、例外的に売却にいたった理由は、 (※1)経営環境が逆風に転じたと判断したこと、および (※2)取得直後に(自分が)血迷っていたことに気付いたため、でした。 売買の少なさと「勝率」の高さは、当初の予想を大きく上回るものとなりました。 以上の結果、上記の銘柄で構成されるプライベートファンドも(幸いにして)連続して市場全体 (TOPIX:東証株価指数)を大きく上回る投資成果を上げ続けることができています。 これらの結果から得られた、当面の結論は、投資の先賢がいまに伝える投資の知恵は、 現代の日本においても、十分に機能するものであるということです。 私が具体的に用いた投資手法は、端的にいってこれに尽きます。 すなわち ● 投資先候補企業を深く理解し ● 圧倒的な魅力を有する企業の持分を、妥当な価格で(もしくは割安な価格で)取得し ● 長期投資に徹する というものです。 ポイントは、投資を実行に移すその前に、投資先候補企業の深い理解を得ておくという点です。 その際に決定的な役割を果たしてくれたのが決算書でした。 自分が監査実務の現場で、がむしゃらに、認められたい一心で、身につけてきた決算書を 読み解く技術が、こんなところで役に立っているということに、何かに導かれてきたような、 奇妙な感動を覚えたりもします。 かたや現実の株式市場に目を向けると、大勢の個人投資家が株価の上げ下げに戦々恐々と しているらしいことが見て取れます。 わが楽しい投資研究所のオフィシャルクラブ「楽しい投資友の会」会員の方から寄せられる メッセージの中にも、彼らの切実な思いが込められています。 -------------------------------------------------------------------- 投資の世界に興味を持ちデイトレード、スイングトレードと経験して 投機では勝てないことがわかりました。 (S.Tさん 東京都 62歳 男性) 今回のライブドアショックでは、痛い目にあいました。株価の動きに惑わされる 弱い自分に出会いました。「株価ではなく、会社そのものを見るんです」の言葉に もう少し前に出会えてたら・・・精神力の重要性を強く感じています。 (M.Tさん 神奈川県 41歳 男性) -------------------------------------------------------------------- 学びの意欲あふれる彼らの思いに、少しでも応えられたら、少しでも力になれたらと願って やみません。 その一方で、こんなメッセージも寄せられるようになりました。 -------------------------------------------------------------------- 投資を始めて5ヶ月ですが、会社の決算書を見ることを少し知ってからは、 おちついて投資を楽しくできるようになってきました。 (S.Aさん 神奈川県 60歳 女性) -------------------------------------------------------------------- 楽しい投資研究所を設立してから、はや4年目になります。 「楽しい投資」を現実に実践しつつある会員の方が出てきたことに、万感の想いを禁じえません。 ■株式売買のテクニックが問題なのではない■ ことあるごとに感じるのは、どんなに株式売買のテクニックを学んだところで、結局、高い授業料を 支払うだけで終わってしまうおそれが多分にあるということです。 残念なことですが、これが現実です。 過去の投資研究や統計調査の結果を見てみれば、長期間投資し続けることが投資家に大きな リターンをもたらしてくれることは自明の事実なのです。 なのになぜ、私たちは長期投資をなかなか貫くことができないのでしょうか? 長期投資を実践しようとする意志がぐらついてしまうのは、一体どうしてなのでしょうか? ■心の迷いが長期投資をはばむ■ 思うに、心の迷いが投資の意思決定を狂わせてしまうのです。 私たちが追い求めてやまない、未来の株価を見通す「魔法の鏡」や「神秘の水晶玉」、「天の声」・・・ そんなものは所詮、単なる願望、幻にすぎないのです。 「神は尊べども恃(たの)まず」 「天は自ら助くる者を助く」 どうやら、投資対象である企業の真実の姿に迫ることなくして、長期的な投資の成功はなく、 投資家としての穏やかで豊かな生活は得られそうもありません。 投資家として成功し続けている、投資の先賢たちは、ほぼ例外なくそう結論付けているということを、 重く受け止めるべきなのでしょう。 ■投資家にとって第一級の企業資料、それは決算書■ 思うに、必要となるのは、企業の真実の姿を見ようとする意志と、それに加えて、価値ある情報を 正しく読み解くための正しい知識です。 「地に足の付いた正しい分析手法と、対象を深く理解するための『情報間の橋渡しの技術』」と いいかえてもいいでしょう。 実験・経験を経て、株式投資を健全に、そして賢明に実践するには、決算書こそ最大の ブレイク スルー ポイントであると確信するにいたりました。 投資の先賢たちは、誰もが決算書の重要性に気付き、それを読み解き、健全かつ強固な意志を 持って投資を実践、長期に渡って高い投資成果を手にしています。 ところが、彼らが強くすすめる手法すなわち決算情報を通じて投資の意思決定を行う人々は、 驚くほどに、悲しいほどに少ないのが現状です。 何ゆえ、優れた投資家たちが強くすすめ、歴史的に効果が認められてきたそのやり方が、 現代において広く行われていないのでしょうか? 想像するに、決算情報の複雑化が、第一の原因として考えられます。 会計の発展の歴史は、決算情報の複雑化の歴史であるといってよいくらいです。 会計基準と会計の実務は、客観的かつ正確に企業活動を表現したいという、その使命感と 意志のもと、幾度も姿を変え、発展してきました。 その結果として私たちの目の前に現れる企業の決算書は、極めて複雑なものとなってしまっているのです。 いまや、金融・投資のプロですらその多くが、最初からさじを投げてしまっているといっていい 状況です。 現代の決算書は、確かに複雑です。 しかし、だからといって、手に取りもしないうちからあきらめてしまっては、あまりにももったいない 第一級の企業資料・投資資料です。 投資の実践に不可欠な「企業の理解」を、最初からあきらめてしまっては、そもそも健全な投資 自体が実行不可能なものとなってしまいます。 決算書を読み解くコツ、それは投資先たる企業の本質をとらえること、投資先たるビジネスの 本質をとらえること、そして具体的にありありとイメージすること、この3つです。 企業活動を明快かつ具体的に頭の中に想い描くことができれば、あなたは企業の本質・真実の姿へ 深く迫っているといえます。 それが投資の成果にダイレクトに現れるのです(このことは、私自身がくり返し味わってきた 厳然たる事実です)。 ところで、決算書を通じて分かることは、結局のところ、シンプルな事実でしかありません。 すなわち、その会社はあなたが投資するに値するだけの魅力があるか? 経営者は株主に対して誠実かどうか? です。 そんなシンプルな事実をつかもうと努力するか、あるいは、最初からあきらめ、市場の狂気の渦に 飛び込み、勝算も不確かなままもがきあがくか、極論すれば、ふたつにひとつでしかありません。 それは、あなたがどんな投資スタイルを選択するかにかかっているということでもあります。 ■広く公開された情報の中にこそ、真に重要な投資情報は隠れている■ 私は、わが身を通じて手にすることのできた知識と経験、そのエッセンスを、独立自尊の精神を 持つ方たちにこそ、お伝えしたいと思っています。 学びの意欲を持ち、努力をいとわず、投資の先賢に学び、ただひたすら、長期投資に徹する覚悟と 意志とをあわせ持った人たちをこそ求めます。 正直、短期売買で儲けようとする人たちや、自分以外の誰かに依存し、あるいは思考を放棄し、 棚ぼた式の果実を待っているだけの人たちは相手にしたくありません。 この私の思いに共感していただける方だけを対象に、私は、私がつかんだ、企業の真実の姿を つかむ技法のセミナーを開催することに決めました。 私が実際に、十数年の歳月を経てようやく手にすることのできた、投資家のための知のエッセンスを お伝えする機会にしたいと思っています。 名付けて <決算書投資術実践セミナー第2弾> 企業分析!真実の姿を見透す技法
■□ 企業経営者誠実性を見抜け!圧倒的な投資成果を手にするための |
楽しい投資研究所のミッション
決算書を、投資家にとって身近なものとする。
ひいては日本の株取引の場を健全な資本市場とし、市場を通じたコーポレート・ガバナンスを通じて、
優れた、尊敬できる会社をバック・アップし、さらには豊かで幸せな国づくりに資する。
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